湧別町酪農の課題とバイオガスプラント
湧別町の酪農家の数は大きく減少する一方で、経営は大規模化されてきており、1戸あたりの飼養頭数は拡大しています。
そうした中、乳牛飼養頭数の増加にともない「ふん尿処理負担の増加」「堆肥の散布時における周辺環境への臭気」などが急務課題として挙げられます。
バイオガスプラントでは、家畜ふん尿の適正処理を行うことにより、ふん尿処理作業の負担や周辺環境への臭気を軽減し、バイオマス資源を有効活用した循環型農業をより一層推進することができます。さらに、メタン発酵処理によるバイオガスエネルギーや消化液を生産・利用することにより、家畜ふん尿の高度利用を図ることもできます。
地域とともに目指すべき未来
バイオガスプラントで生成した再生エネルギーは、様々な利活用ができ、脱炭素社会の実現に貢献することができます。
バイオガスプラントは有機性廃棄物を資源として循環利用できる、環境にやさしいプラントです。
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消化液の活用
バイオガスプラントで生じた消化液は、畑作や飼料畑で肥料として活用することができます。
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災害時活用(電気)
バイオガスプラントで生じた再生エネルギーはEV等の運用体制の整備や、ブラックアウトなどの災害発生時のエネルギー供給源として利用することができます。
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施設園芸(熱)
バイオガスプラントで生じた余剰熱は、施設園芸などのヒートポンプ方式による熱利用ができます。
家畜ふん尿の適正処理と、再生エネルギーの創出。
オホーツク湧別バイオガス株式会社は、家畜ふん尿を原料とするバイオガスプラントでは国内最大規模の発電プラント(乳牛換算3,400頭規模)を建設し、町内から発生する家畜ふん尿を適正処理するとともに、そこから発生する再生エネルギーを、地域内循環利用できるよう、事業を展開して参ります。
また、オホーツク海とサロマ湖をかかえる湧別町として、地域環境に配慮したプラント整備を行います。
湧別町バイオガスプラントに
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